マンションも築20年を過ぎると専有部分のリフォームが増えてきます。
その際に注意したいのは、管理組合が計画している設備工事との兼ね合いです。
築20年代の後半からは給水設備、築30~40年代には排水管などの改修が始まりますが、給排水設備は専有部分と共用部分にまたがっており、うまく調整しないと不具合が起きたり、二重投資になったりしかねません。
管理組合は、計画している設備工事の内容を居住者に周知し、むだな二重投資がされないよう配慮する必要があります。
また、専有部分のリフォームが適切かつ円滑に行われるように、マンションごとにルールやガイドラインを定め、リフォームの際にやっていいことと、いけないことを明確にしておくことをお勧めします。
Author Profile
- マンション管理士 森健一事務所代表
新聞社を定年退職後、マンション管理士、特定行政書士事務所を開業。
千葉県マンション管理士会 会長、日本マンション管理士会連合会業務部長、マンションコミュニティ研究会監事。
Latest entries
- 2015.12.18ブログ「100年マンション」と、大規模修繕工事15年周期の提案
- 2015.12.07ブログ第1回「特定行政書士」考査に合格できました
- 2015.11.14ブログマンションコミュニティ研究会5周年フォーラムに行ってきました
- 2015.10.12ブログマンション保険料アップ、「管理よければ割引」の新保険が救いか