マンション管理士を顧問にする管理組合が、次第に増加してきました。意識の高い管理組合を中心に、その役割が認識されるようになってきたのだと思います。
さらに最近は、顧問弁護士を付けるマンション管理組合も現れています。
マンション管理士が身近な「かかりつけ医」だとすると、弁護士さんは大学病院の「専門医」といったところでしょうか。
あるマンションでは管理組合をめぐるトラブルが深刻化し、弁護士さんに依頼して法廷で争いました。長期の裁判を経て問題は沈静化しましたが、後遺症は今も残っており、弁護士さんとの顧問契約を継続しています。
症状が軽いうちに「かかりつけの医師」に見てもらっていれば、あれほどまで病気が進行することは、あるいは防げたかもしれません。
皆さんのマンションでも「かかりつけの医師」を上手に活用し、トラブルには適切な手を打ってください。こじらすと、専門医による大手術が必要となります。
Author Profile
- マンション管理士 森健一事務所代表
新聞社を定年退職後、マンション管理士、特定行政書士事務所を開業。
千葉県マンション管理士会 会長、日本マンション管理士会連合会業務部長、マンションコミュニティ研究会監事。
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